Bridge to the JForexプラットフォーム

このプログラムは、取引プラットフォームのAPIを使用して、プラットフォームの市場および取引情報を、BJFプログラムのFIXモジュールで使用可能なFIXプロトコル・メッセージに変換するという、主なアイデアを実装しています。したがって、BJFプログラムは、プラットフォーム口座をネイティブFIX口座として使用することができます。

デューカスコピー・バンク、JForex口座向けにAPIを提供: https://www.dukascopy.com/wiki/en/development/get-started-api/development-environment/use-in-eclipse.

Bridge to the JForexプラットフォームは、マスター口座およびサブ口座としてJForex口座と連動するように設計されています。マスター口座はJForex取引プラットフォームからのシグナルを受信し、BJFプログラム内でJForexの操作を再現するFIXコマンドを送信します。サブアカウントは、BJFプログラムからのFIXメッセージを受信し、BJFプログラムの操作をJForex取引プラットフォームで再現したJForexメッセージを送信します。

Bridge to JForex プログラムは Java 8 の jar ファイルです。BJFプログラムでは、BJF_FIXアカウントとしてBridge to JForexをマスターアカウントとサブアカウントリストに追加する必要があります。Bridge to JForexはBJFプログラムと一緒に自動的に起動します。 Bridge to JForexはシンプルなインターフェースで、上部のテーブルにソースアカウントのポジションと注文、下部のテーブルにデスティネーションアカウントのポジションと注文が表示されます。ポジションと注文は適切なタブに表示されます。以下は、オープンポジションを持つマスターアカウントです。

ストップ注文とリミット注文があるマスターアカウント:

こちらはサブ口座のオープンポジション:

ストップ注文とリミット注文のあるサブ口座:

初期状態では、ウィンドウに「Raised bridge」.というアイコンが表示されています。デューカスコピーサーバー接続手続きとJForexストラテジー起動が完了すると、アイコンが「Flattened bridge」 に変更されます。この変更だけで、Bridge to the JForexは動作可能な状態になります。JForexプラットフォーム・メッセージ、JForexブリッジ・メッセージ、BJFプログラム・メッセージは、Windowsのcmdウィンドウに表示されます。

セッティングタブでは、JForexのアカウントパラメータやFIX接続の設定を行うことができます

FIXチャンネル設定はいくつかのルールに従う必要があります:

1. 「IP, URL」 – localhost または 127.0.0.1. これは、Bridge to JForex と BJF プログラムが同じコンピュータで動作することを意味します。
2. 「Port quotes」 – 奇数値、30000以上が望ましい。
3. 「Port trades」 –  偶数値、30000以上が望ましい。

実は、このポート値はBJFプログラム設定からここに来ます。

1.  「Username」「password」「Sender」必要なFIX口座のパラメータで、任意のテキストです。ただし、複数のJForexアカウントを使用する場合は、それぞれのアカウントで異なるSenderとTargetが必要です。

JForexの設定項目は以下の通りです:

1. 「jnlp ファイルのURL」 -デモアカウントはhttps://www.dukascopy.com/client/demo/jclient/jforex.jnlp 、ライブアカウントはhttps://platform.dukascopy.com/live_3/jforex_3.jnlp です。
2. 「Username」「Password」 – JForexアカウントのパラメータ。
3. 「Pin」 – 任意のテキスト、ライブ口座のみ。ピン入力はライブ口座接続の場合、必然的に手動操作となります。Bridge to JForexはピンが空かどうかを検知し、Live口座の場合はデューカスコピーのピン入力ウィンドウを表示し、でもの場合はピン入力を省略するのみです。
4. 「Non-currency instruments」 はロットサイズ倍率の微調整に使用される可能性がありますが、ほとんどの場合、空です。
5.  「Lot multiplier for currencies」は、MT4-MT5 のロットサイズ（通常 100000）から JForex のロットサイズ（通常 1000000）への取引サイズ再計算に使用されます。

「Lot multiplier for indexes and CFD」は、指数やCFDの取引サイズを再計算する際に使用します。